漏水調査とは
漏水調査をすることによって水漏れの原因特定や被害範囲を明らかにし被害を最小限におさめることができます。
漏水調査方法
- 室内全ての水栓に水漏れの症状がないかどうか確認しながら閉めていきます。
もし水漏れしている水栓があれば、その箇所を修繕します。 - 特に水漏れ箇所が確認できない場合は、水道メーターのパイロットが動いているかどうか確認します。
蛇口を全て閉めた状態でパイロットが動いていれば、お家のどこかから水漏れしている可能性が高いです。 - トイレ、浴室、台所、洗面所、給湯器などそれぞれに止水栓がある場所は、一箇所ずつ閉めてみて水道メーターのパイロットを確認するという方法で水漏れ箇所を特定することができます。
- ご自宅の水回りを確認しても水漏れ箇所が見つからない場合は、床下や家の外の地中など目に見えない箇所で水漏れが起きている可能性があります。
調査と修理
漏水調査を行う場合は、目視または専用機材を使い音を聞いたり、管を切り分けたりして調査を行います。
家の外の地中にある配管からの水漏れの場合は土を掘ったり、コンクリートを割ったりして調査・修理を行います。
地中の給水管から漏水している場合、老朽化が原因となっていることが多いのですが、外部からの衝撃や地震などによって破損やズレが生じて漏水している場合もあります。
給水管の修繕方法は様々ですが、漏水箇所の数が少ない場合はその部分のみ繋ぎ変えのご提案、老朽化が目立つ場合は引き直し工事のご提案など状態・状況に合わせて最適なご提案を致します。
集合住宅での漏水調査
集合住宅での水漏れは、原因によって責任の所在が異ります。
水漏れが専有部分で起きた場合や居住者の過失・不注意で起きた場合は基本的に居住者の負担となります。
例えば「洗濯機の排水ホースが抜けてしまい階下に水漏れしてしまった」などのケースが当てはまります。
反対に水漏れが共有部分で起きた場合や経年劣化が原因で起きた場合には管理人や、マンション管理組合が負担します。
漏水調査で水漏れの原因を特定することで、漏水調査費用や修理費用の支払者を明確にすることができます。
水道メーターの場所
■戸建ての場合
通常は玄関周辺や駐車スペースの辺りに長方形の蓋があり、この蓋を開けると水道メーターとメーターバルブが入っています。
■集合住宅の場合
玄関ドアの横のパイプスペースの扉の中にあります。 パイプスペースが無い場合は、戸建てのような長方形の蓋が1Fのどこかの床にあるはずです。